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2020年度版 事業承継の現状

後継者を決めている経営者の平均年齢は、●●が過半数

今日は、2020年度現在の事業承継についての現状を説明しようと思います。面白い統計が報告されましたので、ご紹介いたします。

(参考文献)2020年度中小企業白書: 第3章 中小企業・小規模事業者の新陳代謝 第 2 節  経営者の高齢化と事業承継 より

上の図は全国の社長の年齢分布の推移を示しています。

「70代以上」の占める割合が年々増加しています。また、「40代以下」の構成比が減少傾向にあり、経営者の高齢化が進んでいます。

(参考文献)2020年度中小企業白書: 第3章 中小企業・小規模事業者の新陳代謝 第 2 節  経営者の高齢化と事業承継 より

経営者の高齢化が進むと、年齢を理由に引退を迎える経営者が増えます。

次に、社長年齢別に後継者の有無について確認しますと、60代では約半数、70代は約4割、80代は約3割で後継者が不在となっています。経営者年齢の高い企業では、後継者不在の企業が多く存在しています。

2020年度中小企業白書: 第3章 中小企業・小規模事業者の新陳代謝 第 2 節  経営者の高齢化と事業承継 より

休廃業・解散企業の代表者年齢について確認しましょう。

2019年は「70代」が最も多く39.1%となっています。また、60代以上が全体に占める割合は増加傾向にあり、2019年は83.5%を占めています。

社長の年齢分布によると、60代以上の全体に占める割合は58.4%います。休廃業・解散企業の代表者年齢について、年齢の高い層に多いことが分かります。

こうしたことからも、休廃業・解散の背景に経営者の高齢化と後継者不在が存在することがうかがえます。

(参考文献)2020年度中小企業白書: 第3章 中小企業・小規模事業者の新陳代謝 第 2 節  経営者の高齢化と事業承継 より

休廃業・解散企業の業績について見ていきましょう。

休廃業・解散した企業のうち、直前期の業績データが判明している企業についての集計によると、約6割の企業で直前期の業績は当期純利益が黒字であることが分かります。

(参考文献)2020年度中小企業白書: 第3章 中小企業・小規模事業者の新陳代謝 第 2 節  経営者の高齢化と事業承継 より

他方、休廃業・解散した企業の売上高経常利益率の分布について見てみましょう。

利益率が10%以上の企業が14.5%、20%以上の企業が5.6%と、一定程度の企業は休廃業・解散の前に高い利益率であったことが分かります。

休廃業・解散企業の中には、経営者自身が事業を継続する意向がない企業も含まれますが、一定程度の業績を上げながら休廃業・解散に至る企業もあります。

日本全体からの視点で見ると、非常にもったいない結果になっています。企業は「人材・財産・設備・情報・ノウハウ」など目に見えない様々な経営資源を持っています。

これらの貴重な経営資源を散逸させないために、迅速に次世代の意欲ある経営者に事業を引き継ぐ取組を準備されてはいかがでしょうか。

株式会社マネジメントセンター 小山

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