ビジョン達成型360度評価制度②

前回から、新しいテーマとして「ビジョン達成型360度評価・賃金制度」について説明してきました。今までの人事評価・賃金制度は、評価をして賞与や給与に反映させる役割が主体でした。しかし、それだけでは、会社の業績にはなかなか結びつかないのが実態です。
そこで、今回紹介するのは多くの成長企業で取り入れて数々の実績をあげている、「ビジョン達成型360度評価・賃金制度」です。この画期的な評価方法を使って、多くの人材が育成・定着して企業の業績向上と本人の向上に大きく寄与しています。ぜひ、ご検討いただいてはいかがでしょうか。
導入する場合には、導入理由を明確にすることが大切です。
最初に、自部門の課題として、①優秀な人材定着 ②従業員の育成・成長をしたいと思う職場では、360度評価制度は、大きな効果をもたらします。その理由は、従来のように上司のみの評価制度では、納得性や公平性の点で多くの従業員に不満がのこり、優秀な人から退社してしまいます。
一人の上司の評価の場合は、相性の問題がよく出てきます。以下に優秀な部下であっても、上司とそりが合わないと低い評価になってくる可能性があります。
しかし360度では公平な評価なので、正しく処遇や賃金に反映させることができます。納得性が高いので、従業員の満足度も高くなり、処遇や賃金に対する信頼感・満足感が大幅に高まってきます。
更に、一人だけの上司評価では、気がつきにくい本人の特徴や課題を的確に把握できます。特に、部下やお客様からの評価は、上司では気づきにくい点が明確です。
従って、部下の今後の育成方向を正しく見極めて、教育計画を立案することが可能となってきます。それが、会社の人材能力をどんどん高める事に大いに効果を上げていくのです。
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