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従業員50名規模の会社が、教育に年間投資する金額は・・・

新型コロナウイルスが流行する以前に、山梨県甲府市にある武田神社に行ったことがあります。

風林火山の旗印があることでご存じの通り、この武田神社は「躑躅ケ崎館(つつじがさきやかた)」と呼ばれ、武田信玄の本拠地でした。「館」と呼ばれるくらいなので、城のように天守閣はありません。難攻不落の熊本城小田原城のような堅牢で城塞な雰囲気もありません。

武田信玄は、なぜ本拠地である甲斐国(今の山梨県全域)に強固な城を作らなかったのでしょうか。それは、「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」との名言にヒントがあります。設備である城を築いたところで、肝心の人材を活かしていないと生き残れない。そのような決意が表れているのではないでしょうか。ちなみに次代の武田勝頼は、甲斐国内に新府城の建築を強引に進めた結果、領民・家臣の離反を招き滅亡の道を歩みます。

人材には採用、配置、評価、処遇改善など様々な方策が挙げられます。特にその中に教育・能力開発は欠かせないものとなっております。では、どれくらい教育・能力開発に投資をしていますでしょうか。世の中の企業は、年間どれくらい、教育にお金をかけているのでしょうか。

今回は厚生労働省の就労条件総合調査を基に説明します。就労条件総合調査とは、主要産業での企業の労働時間制度、賃金制度等を調査し、民間企業の就労条件の現状を明らかにしたものです。これによると、常用労働者(正社員とみなしていいです)の1人1ケ月の教育訓練費の調査結果が出ています。

厚生労働省:「令和3年就労条件総合調査 結果の概況」より

これによると、1人当たり中小規模では424~664円、大規模では710円以上出しているようです。やはり、法人の規模が大きいほど教育に投資をしている傾向にあります。

それでは、皆様の法人の場合で計算してみましょう。
「(従業員数)×(1人当たりの教育訓練費)×12か月」で計算できそうです。

仮に、従業員50名ほどの法人の場合だと、年間の教育訓練費は50名×424円×12か月=254,400円ということになります。
皆様の法人はいかがでしょうか。

さて、ここで注目したいのが、減少の落差です。平成28年調査時に比べて令和3年度では平均して338円ほど減少しています。新型コロナウイルスの状況で外部環境が変化したとはいえ、約3分の2まで減少しているのは異常と言えます。武田信玄を例に挙げるのはおこがましいのですが、中小企業において一番の経営資源は人材にかかっています。特にサービス業においては、お客様にどう接するかでサービス満足度の差もかなり変わってきます。

ここは、教育、能力開発で同業他社との差別化を図り、頭ひとつ飛び出してみませんか。幸い、コロナウイルス禍でもオンライン教育はここ1,2年で爆発的に増えております。武田信玄と言ったら風林火山ですが、「はやきこと風のごとく」と書かれております。早く動いて機を見るに敏として進めていきましょう。

株式会社マネジメントセンター
主任コンサルタント:小山 邦広
oyama@isommc.com

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